先生の声Recommendations from other countries

Voice01

手へのフィードバックは良好、根管内でのファイルの動きがコントロールできます

数カ月間、ジェントルファイルによる根管治療を行ってきましたが、ジェントルファイルの報告ができることを非常に喜ばしく感じています。ハンドピースは充電式で、人間工学的に非常に使いやすいです。抜去歯にて練習後、手の感覚のフィードバックは非常に良好であり、根管内でのファイルの動きを正確にコントールすることができます。ファイルのサイズは、ガッタパーチャのISO先端径とほぼ同等です。ファイルは単回使用であるため、患者間で感染の懸念がありません。製造業者は、電子的および機械的トルクコントロールと共に独特のファイル構造により、パーフォレーションの発生率が非常に低いと言っています。実際、ファイル破折やパーフォレーションすることはほとんどありえません。力をかけすぎた場合、エンジンの回転が止まるため、破折もしにくいです。次亜塩素酸ナトリウムを入れた状態での器具使用をお勧めします。回転速度が非常に速いため、根管内で洗浄液が連続的に活性化されます。ジェントルファイル使用後の根管充填には側方加圧を使用し、術後根管の良好さはX線写真で確認することができました。

Dr. Igor Tsesis, DMD

Director, Graduate Endodontic Program

Department of Endodontology

Goldschlager School Of Dental Medicine

Tel Aviv University Israel

Voice02

ジェントルファイルにより治療の質が向上しました

根管治療においてジェントルファイルを手に入れたときの感想を皆様にお伝えしたいと思います。長い間、根管治療用の器具で満足できるものがありませんでした。ジェントルファイルは効率的で、簡便、迅速な使用方法により、治療が容易になり、治療の質が向上しました。

Dr. Michael Greenberg

Voice03

ジェントルファイルを使っていた5年間で、再治療が必要な歯は1本でした

私が初めてジェントルファイルを見たのは、2009年にデンタル・トレード・ショーでした。開発者のアリク・ベッカーは、全く新しいアイデアで好奇心を呼び起こし、私は彼の開発チームの一員になりました。私は数千の様々な根管を試作品で試し、より安全で簡便なファイルであることを確信しました。独特のファイルは、象牙質を過度に削ることなく、元の根管の解剖学的構造を維持します。象牙質を不必要に除去することなく徹底的にきれいにすることがジェントルファイルの目的でした。極端に湾曲した根管でも可能です。私は何年もの間、湾曲した抜去歯をジェントルファイルで実験してきました。下記の写真は2013年のものです。

Voice

ファイルとモーターの両方を数多く試作した後、患者でのファイル使用を開始しました。結果は抜歯歯よりも印象的でした。ジェントルファイルはNiTiファイルのような直線的なアクセスを必要としないため、患者の開口をほとんど必要とせず、また、柔軟性が非常に高いため様々な角度からのアプローチを可能にすることにすぐ気づきました。ファイルを曲げて髄室に入れ、根管内ですぐ作動させることができます。唯一の操作上の問題は、ストッパーが開口部の縁にぶつかった場合に滑ることです。ただ、頻繁に起こることはなく、ストッパーを取り外せば、ハンドピースの下からファイルの長さを見ることができます。私はファイル挿入毎に洗浄液を入れ、ジェントルファイルを使う際は常に根管内が湿潤な状態であることに注意しています。洗浄液を入れるため、根管内に常にスペースがあり、ジェントルファイルは洗浄液を撹拌、活性化させます。これにより、洗浄液の有効性が高くなり、象牙質への蓄積が防止されます。ジェントルファイル使用後に毎回穿通させた手用ファイルを使います。通常、2~3本のジェントルファイルで治療を完了します。現在のジェントルファイルであれば、1~2本のファイルで十分なことが多いです。ジェントルファイルが迅速に根尖まで進まない場合、通常25号の手用ファイルで詰まりの原因を取り除くことができ、ジェントルファイルでファイリングを完成させることができます。ジェントルファイルによるファイリングは、NiTiファイルのように破折したり、解剖学的構造を変えたりする心配がないため、ストレスフリーで使用できます。そのため、破折、パーフォレーション、レッジ形成の心配が少ないです。最近の研究では、回転式NiTiファイルはしばしば象牙質に微細なひびを引き起こすことが示されていますが、ジェントルファイルでは不可能です。何千ものジェントルファイルを使った中で、私は2回しか(古いバージョン)破折していません。それは、どちらも乾燥した根管で使っていた時でした。どちらの場合も、破折したファイルは象牙質にねじ込まれないため、NiTiファイルと異なり、すぐに簡単に除去できました。軽量で人間工学的にバランスの取れたハンドピースは、とても使いやすいです。私はどの歯科治療でもマイクロスコープを使用し、一般に10倍の倍率で行っています。ジェントルファイルを使えば象牙質がどれだけきれいになったかがわかります。この効果は、実験室での研究において、スメア層の除去に優れていることも示しています。根充する前に、根管内に再度洗浄液を入れ、ジェントルファイルを使って1根管あたり約30秒間洗浄液を活性化させます。これによって残った象牙質の切削片やデブリなどが洗い流され、滑らかな根管壁になります。また、根管を約04テーパーに拡大します。臨床的にジェントルファイルを使っていた5年間で、再治療が必要な歯は1本しかありませんでした。それは洗浄が不十分であったのではないかと思います。その後再治療は成功し問題は起こりませんでした。高い成功率は洗浄の手順とジェントルファイルによる洗浄液活性化の結果であると私は信じています。

Dr. Nachum J Stone.

Voice04

エンド治療の95%において理想的で、大半の症例に適応できます

数週間使用して気づいた重要なことをお伝えします。手用ファイルで根管をプレパレーションするとき、根充の準備をし、ジェントルファイルで研磨し、根尖2~3mmに埋まっている壊死性歯髄組織を取り除きます。ジェントルファイルを使わなければ、その組織は根尖に埋まったままであることに気づきました。ジェントルファイルについて私が素晴らしいと感じていることは、我々が行っているエンド治療の95%において理想的であるということです。全ての複雑な症例にも適応すると言っているわけではありませんが、このコンセプトが大半の症例に適応できるということが素晴らしいことです。NiTiファイルで起こりやすい微小なひびができることがなく、約2%の根管に生じる石灰化でも通過することができ、湾曲部の2mmの象牙質を除去することで歯の構造を変化させることがありません。友人にもジェントルファイルを貸したところ、素晴らしい製品だと言っていました。ジェントルファイルは97%の症例で使用でき、シンプルで根充も素晴らしく、優れた結果が得られると思います。手用器具と回転器具の良さを兼ね備えています。ペッキングモーションの動きは手用ファイルを使った治療動作に似ています。また、フィードバックは手用ファイルに似ているか、それよりも優れています。これが、ジェントルファイルを使った私の感想です。タービンを持っている感覚で、動作は手用ファイルに似ています。歯科医は皆、回転式システムと言えば、NiTiのドリルを想像しています。この10年間、製造業界は手の動きに近づけようとしてきた。ジェントルファイルが最善の方法だと思います。

Dr. Ivan Rajevic, Slovania